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目ざめよ! 1978
目78 4/8 27ページ

革工芸の技術

あなたは楽しみながら収入を得ることに関心をお持ちですか。物価が上がり失業が増えている時代ですから,給料を補う仕事や方法を探す人たちがしだいに多くなっています。また,毎日の決まりきった仕事の満足のいく息抜きになるものを求める人たちもいます。革工芸は自宅でできる収益のあがる仕事にもなれば,家族全員にとって健全な気分転換にもなります。

細工に適した革は植物のタンニンでなめしたものです。この種の革は湿気を容易に吸収するので,彫刻したり,刻印を打ったり,染めたりするのに向いており,また非常に光沢のある仕上げをすることができます。一方,クロムなめしの革は工具で細工をすることができません。

彫刻する,つまり道具で革にレリーフを作るには,まず革を湿らせる,つまり“味つけ”します。湿ったスポンジで皮の内側をこするわけです。自然の色に戻り始めるときが彫刻するのにちょうど良いときです。必要ならさらに湿気を加えますが,必要以上に湿らせるのは避けねばなりません。革の色がどす黒くなったり革が堅くなったりするからです。革を湿らす水の容器としては必ずガラス器か磁器を使います。金属の容器に入れた水を使うといつまでも消えないしみができる危険があります。

図柄を革に写すときに,ボールペンや鉛筆を使うのは禁物です。作品に消えないしるしが残ります。図柄は湿った革を下に敷いて先の鈍い道具でトレースして紙から革に移します。

次に模様の輪郭に,スェベルカッターで革の厚みの半分くらいの深さに切り込みを入れます。その後,種々の刻印工具を使って背景を打ち,模様の大切な部分を浮き立たせて立体感をあたえます。刻印を打つときには,大理石のように堅くて滑らかな平面に革を置き,木製か生皮製のつちを軽く握って刻印工具をたたきます。

刻印工具は普通,カモフラージュまたはカモ,シャドー,ベベールベナー,シード,バックグラウンドの部類に分けられています。このほかにも,ひもを通す穴をあけるのに使うペンチ型の回転パンチ,短い刃のついた鋭いカッター,割コンパス,直角定規,レース針,びょうやスナップを付けるのに使うパンチ,ゴム糊などがあります。また小さな鋭いブリキばさみがあればとても便利です。

刻印工具は使う練習をすると旋律的な動作で打てるようになります。旋律的な打ち方が一番できばえが良いのです。技術を習得し,また彫刻に最も適した湿りぐあいを経験を通して学ぶには,革の裁ちくずで練習をします。

作ったものを合わせて色々な方法でつなぐ,あるいは手で縫い合わせることもあるでしょう。市販されているひもはプラスチックや本物の革で作られています。しかし,ナイロンのつり糸とか,化繊のなわの中の一本の子なわ,あるいは薄い革を幾本も細長く切ってそれらを継いだものを使って実験してみるのもよいかもしれません。物によってはびょうだけでつなぐことができます。

練習と注意深い考えとで,独自の様式と技法を発達させた人たちもいます。革細工の楽しさと満足感は,自分の手で美しくしかも有用なものを創作するということからきます。ですから収益のあがる仕事を探しているにしても,気分転換になる楽しみを求めているにしても,革の工芸はその必要を十分に満たすでしょう。しかし他の仕事や趣味の場合と同じく,この仕事も自分が支配し,仕事が自分を支配しないようにする必要があります。これも目的に対する一つの手段にすぎないことをわきまえていることが大切です。革を細工していると,その楽しみが幾つかの点で有益であることにあなたは気づかれるでしょう。

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