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目ざめよ! 1985
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世界展望

広島型原爆の再製造

広島を灰じんに帰せしめた原子爆弾の精密な複製が,米国ニューメキシコ州のロス・アラモス国立研究所の研究者たちにより製造されている。なぜ複製が造られているのだろうか。40年前の爆発の放射能による影響に関していまだに解けていないなぞを解決するためである。長崎型の原爆および実験に用いられた他の爆弾がプルトニウム兵器であったのに対し,広島型の原爆だけはウラニウム爆弾であった。1980年代の初めに,その爆発の再評価が行なわれ,それまでの計算に不備な点があったこと,その爆弾から放射されたのは中性子の放射線ではなく,ほとんどがガンマ線であったことが示された。現在,米国と日本の科学者約60人が力を合わせ,どちらの計算が正しいかという問題に決着をつけ,人間が放射能にさらされても安全な限度を定めるのに役立つデータを確立するために努力している。「教訓にできることは,戦時に使用される核兵器がどれほどの生物学的影響を及ぼすかについて本当のところは何も分からないという点である」と,米国で核兵器の設計に当たる二つの施設の一方に勤める物理学者,ヒュー・デウィット博士は述べている。「その結果は,国防省のどんな人間が考えるよりもひどいものになるかもしれない」。

アフリカの苦難

「アフリカ統一機構の第21回会議は……同大陸の大半の国々は“経済的崩壊”に瀕しているとの宣言を採択してその幕を閉じた」と,ニューヨーク・タイムズ紙は伝えている。「食糧不足に直面しているアフリカ人は約1億5,000万人に上り,アフリカ諸国のほぼ半数は食糧援助に依存している」。問題を緩和するために提案された手段としては,農業への投資の増加,農民の利益が上がる価格政策,工業の振興を促す刺激を取り入れることなどが挙げられた。「ここで問題になるのは,こうした提案が実際に実行されるかどうかということである」と,東アフリカの一当局者は語った。一部の国々ですでに改革に着手していることに注目しながら,この当局者は,「ほかの国々は,ごく率直に言って,優先順位が異なっているようである」と言葉を加えた。

内輪もめ

「農務省は“安全な紙巻きたばこ”用のたばこを開発する研究に年間530万㌦(約12億7,200万円)を費やしている」とニューヨーク・タイムズ紙は伝えているが,保健・福祉省のほうはそのような研究は無益だと述べている。「我々が数年前に到達した結論は,安全な紙巻きたばこなどないということである」と,喫煙・保健局のドナルド・R・ショップランド局長代理は述べている。「紙巻きたばこの処理の仕方を変えようとするよりも,喫煙を思いとどまらせるためにその予算を使ったほうがずっと良い」というわけである。農務省の研究は過去10年間にわたって行なわれてきた。たばこ業界のスポークスマンは,同業界が同様の研究を行なっているという話を否定した。スポークスマンの一人はこう語っている。「紙巻きたばこを安全でなくする要素など全く知らない。それなのに,我々が努力してより安全な紙巻きたばこを作ることなどどうしてあり得るだろうか」。

一番欲しいもの

「日本の子供たちが一番欲しいと思っているのは何だろうか」と,アサヒ・イブニング・ニューズ紙は疑問を提起し,「最近の調査によると,その答えはお金である。そして,親は子供たちのそうした欲求を抑えようとしないことをその調査は明らかにした」と述べている。東京都下小金井市に住む1,244人の小学生と中学生およびその親たちを対象にしたこの調査は,青少年問題を扱う同市の一機関の委託によって行なわれた。子供たちがお金を欲しいと思うのはなぜだろうか。調査の対象になった子供たちの57%は,「お金を持つ喜びのため」と答え,43%は「何かを買うため」にお金が必要だと答えた。同紙はこう述べている。「この機関の出した結論によると,子供たちの50%以上がお金そのものに関心を抱いているということは,子供たちの世界がお金万能の大人の世界とあまり変わらないことを示唆している」。

再び隠される

最近,フィンランドのクフモイネンにある200年の歴史を有する教会の補修と修理を行なっていたところ,神のみ名,エホバを表わす文字が明るみに出た。古いペンキが落とされた際に,大文字で書かれた,“Jehova”(神のみ名のフィンランド語のつづり)という語が祭壇の真上,大きな壁画の下のところにはっきりと読めた。「この幾分混乱を引き起こす語とその大きな壁画」を今後どうするかについて,「会衆の中でさまざまな側面が検討されたが,その決定は教区会にゆだねられることになった」と,地元のクフモイステン・サノマト紙は述べている。中央フィンランドの博物館の館長,ジャンネ・ビルクナは,その壁画が「非常に貴重なので,時を移さず専門的な技術を使って補修すべきである」との考えを示したことを同紙は伝えている。しかし,教区会は鏡板でその壁画を覆い,「混乱を引き起こす」神のみ名を隠すことを全員一致で票決した。

展示されても盗み出せない美術品

最近,値踏みのできないほど貴重な美術品約150点がロンドンで展示されるためにソ連から積み出されたが,「大型トラックや装甲輸送車の護送隊はなく,多額の保険金もかけられず,温度調節を施した環境も備えられていなかった」と,オブザーバー紙は伝えている。なぜだろうか。すべての品物がホログラフィーの形で送られたからである。それによって,古すぎたり精巧すぎたりして動かせない品物を含めることができた上,同時に数か所で展示をすることが可能になった。「展示“品”のうちの一点,西暦前4世紀のスキタイ人の黄金の胸当てだけをとっても,数年前に米国へ送られた時には1,000万㌦(約24億円)の保険がかけられ,24時間武装警備員をつけなければならなかった」と,同紙は述べている。これまでで最も質が高いと言われるこの天然色のホログラフィーは,「強力な,7波長パルスレーザー」で作られた。

絶滅に瀕する象

野生生物保護論者によると,中央アフリカ共和国はアフリカにおける象の最後のとりでの一つである。しかし,ある航空調査団の団員で,アフリカ象の専門家の重鎮であるイアン・ダグラス-ハミルトン博士によると,その調査団は過去4年間に同国の象の数が「無惨な減少」を見たことを報告している。スーダンとチャドの密猟者たちがきばをねらってこの動物を殺している。それに加えて,地元の人々も象牙と肉を得るために象を殺している。調査団の推定によると,同共和国にいる象の数は過去10年間に8万頭から1万5,000頭に減少した。

死の海

ジャーマン・トリビューン紙はハノーバー大学のコンラート・ブーフバルト教授の行なった調査について報告し,「北海は遅くとも25年以内には生物学的に死の海となるが,3年以内にそうなることも考えられる」と述べた。ブーフバルト教授によると,できることと言えば,せいぜい汚染をこれ以上悪化させないことである。教授は北海をかつての比較的きれいな状態に戻せる見込みはないと見ている。

カナダの堕胎

カナダ統計局による連邦調査の結果,十代の女性の堕胎の数は25歳を超える女性の堕胎の数の2倍を上回ることが明らかになった。15歳から19歳までの年齢層の女性の間では1,000人につき16件の堕胎が行なわれた。それに比べて,25歳から44歳までの女性は1,000人につき7件,20歳から24歳までの女性は1,000人につき18件であった。この調査結果について伝えたカナダ・トロント市のグローブ・アンド・メール紙は,「1981年に十代の少女に対して行なわれた1万7,725件の堕胎のうち,7%は再度の手術であり,これは以前の5%から上昇している。20歳から24歳までの女性の間の再度の堕胎率は11%から16%に増加した」と述べている。

考えている赤ちゃん

「生後二日の嬰児が幾らかの初歩的な思考を実際に行なっているかもしれないという可能性に,児童発達の専門家たちは騒然としている」と,トロント・スター紙は伝えている。その報道によると,専門家は最近まで生後8か月ないし12か月に満たない嬰児は複数の感覚から入って来る情報を調整できないと考えていた。しかし,アメリカ科学振興協会の今年の年次総会の席上,ワシントン大学のアンドリュー・メルツォフは,生後12日から21日の嬰児が顔の表情を模倣するのが観察された,と報告した。メルツォフは結論として,赤ちゃんは,「別個の感覚から受け入れる情報を,生まれてすぐに関連づける」ことができ,「初めから,自分と他の人間との結び付きを作り上げる心理的な機構を備えている」と述べている。

テレビでの飲酒

子供たちがテレビで見るものについて憂慮している親にとって心配しなければならない事柄が一つ増えた。それは飲酒である。英国のゴールデンアワーのテレビ番組に関する調査によると,創作に基づく番組全体の71.7%に飲酒の場面があり,そのような場面は1時間に平均3.4回あった。しかし,さらに憂慮すべきなのは,「暴行,交通事故,火事,殺人,家族に対する虐待,あるいは体をこわすことなど,アルコールの消費によって生じる,より具体的な結果を描く場面が極めて少ない」という調査結果であると,この調査を行なったレスター大学の特別研究員,アンダース・ハンセンは語っている。それどころか,そのような番組は,飲酒が良い生活,金持ちと裕福な人々の生活様式に欠くことのできないものであるとの印象を視聴者に与える。

お金が物を言う!

盲人を助けるための努力の一環として,カナダのカールトン大学の科学技術ゼミは,紙幣の額面を「読み」,その額面を音声合成装置によりフランス語か英語で「読み上げる」ことのできる携帯用の低廉な装置を開発中である。微小なマイクロプロセッサーが,多くの国で数々の製品に付けられているような何本もの黒と白の線を読み取ることにより,紙幣の額面を検知することができる。この発明の推進者たちは,この次にカナダ銀行券のデザインが一新される際に,その線を加えるよう希望している。

戦車をウオッカに

チェコスロバキアでの演習の際に戦車に乗って道に迷った4人のソ連軍兵士は,ウオッカ2ケースとその戦車を交換した。ドイツのフランクフルター・アルゲマイネ紙の報道によると,4人は戦車で村にやって来て,村に一軒しかない居酒屋の裏手に乗り付けた。当局者が後日調べ上げたところでは,居酒屋の主人はウオッカ24本と引き換えに戦車を買い,それを取り壊して,鉄くず再利用センターに売っていた。兵士たちは,その事件の二日後,森の中で眠り込んでいるところを発見された。

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