薬を賢く用いる
南アフリカの「目ざめよ!」執筆員
医師は薬を処方する時,自分の診断,医学知識,経験に基づき,間違いなく良い意図をもってそうします。とはいえ患者は,医師が患者の健康に対する全面的な責任を負っているとみなすべきではありません。自分の体に何を取り入れるかに関しては,患者の側に責任があります。
処方薬を使用するにあたって,医師が示す次の実際的な指針を考慮できます。
● すべての薬には副作用があります。あなたには,どんな薬が処方されているか,またどんな副作用が考えられるかについて知る権利があります。もし医師がそうした情報を提供しないなら,ためらわずに尋ねてください。ほとんどの場合,薬のもたらす益は副作用を補って余りあります。しかし,賢明な決定を下せるように,情報を得る必要があります。
● 薬から受ける影響は人によって異なります。医師は,特定の薬があなたにどんな影響を与えるか,完全に予測することはできません。予想外の副作用のために心配になったなら,医師に相談してください。
● 薬をどれほどの期間使用する必要があるか確かめてください。また,中毒になる可能性があるかどうかも確認してください。
● 具合が良くなったときなどに,自分の一存で薬の使用をやめてしまわないように注意してください。薬をやめるのが早すぎると,症状は悪化するかもしれません。まず医師に相談してください。
● 処方薬は,必ず医師の指示に従って使用してください。