質問箱
● ある人を新しい伝道者として数えるべきかどうかを決めるには,どのような手順に従えばよいでしょうか。
ある人にエホバの証人の仲間として宣教に携わる資格があるかどうかを決めるための導きとして,「ともしび」の本の108ページには10の基本的な質問が載せられています。野外奉仕に同行するようだれかを招待する前に,それらの正しい条件をともに討議するのは賢明です。その討議はそうした問題が聖書研究の間に持ち上がった時,または別の適当な時に行なえます。それらは私生活をせんさくするためではなく,その人が資格にかない,公の宣教においてエホバの名前とその民を誤って代表することがないとの適当な保証を得るためです。新しい伝道者による野外奉仕の報告を受け取ると,会衆のしもべの補佐はそれを会衆のしもべに渡し,次いで会衆のしもべは個人的に当人と話をします。(「ともしび」の本の129ページ,2節をごらんください。)これはその人の遂げてきた進歩をあたたかくほめ,さらに,エホバの設けてくださった備えを十分に活用するよう励ます機会となります。その備えの中には個人研究,集会の出席,宣教のための訓練などがあります。
事情によって違いますが,監督はこの機会に,伝道者として数えられる前に満たさなければならない正義の資格について,必要と考える範囲で話し合いをします。その目的は,新しい人に自分が何か悪いことをしていると思わせるようなことがないようにしながら,神はご自分を代表して良いたよりを伝える者にはだれにでも一定の資格を要求しておられるという事実を当人が理解するよう助けることです。適切に取り扱われるなら,微妙だと思われる場合でも,ほとんど気まずい思いをしないで済みます。これはエホバのクリスチャン会衆が確かに質と規模とにおいて発展し,エホバに賛美をもたらすことに大いに貢献するでしょう。
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「ゴールデン・ウィーク」の活動に新しい伝道者が参加するよう助けなさい