10月に,どのように「自分の日を数え」ますか
1 70年間生きられるという見込みは,合計2万5,500日という以上の期待を持たせます。若い時にこの数字は多くの日数のように思えるかもしれませんが,それらは何と早く過ぎ去るのでしょう!(詩編 90:10)『わたしたちは,あす自分の命がどうなるかも知らないのです』から,この体制においてはこれらの日数がわたしたちに保証されているわけでもありません。(ヤコブ 4:13-15)わたしたちの日数はきわめて少ない上に,この世界のための時間は尽きようとしているゆえに,モーセの次の祈りは何と適切なものでしょう。「自分の日を数えることをわたしたちに示してください。わたしたちが知恵の心をもたらすことができるために」。(詩編 90:12)あなたは毎日の生活で最も多くのことを成し遂げるためにエホバの助けを求めておられますか。そうです,エホバをたたえ,仲間の人間を益するために,わたしたちは自分の日をふさわしく数え,評価したいものです。
2 これまでに時間をむだにしてきたとしたら,それを取り戻すことはできません。でも前もって計画すれば,将来に関して何かを行なえます。10月には31日間という貴重な日がわたしたちの前にあります。それらの日をどのように最も有効に用いられるかを考慮すべき時は今です。次のように自問してください。それらの日はわたしにとって良い日となるだろうか。わたしはそれらの日を賢明に用いようとしているだろうか。わたしはどんなことを達成しようとしているだろうか。わたしは他の人々に永続する善を行なおうとしているだろうか。エホバ神はこれらの日の用い方を喜んでくださるだろうか。
この10月にどんなことが生じるか
3 エホバの民のうち大勢の方々は10月が補助開拓をするのに好都合な月だと思っています。たいてい天候は穏やかです。統治体は今年,野外における目標の一つとして補助開拓奉仕の支持を励ましました。これに対してどのような反応が見られましたか。去る5月には,1万4,027人という大勢の方々がこの奉仕の特権を捕らえました。続く6月にも,最高数にこそなりませんでしたが,1万3,457人が補助開拓奉仕を行ない,非常に優れた支持が見られています。エホバからの招待に対する何と立派な反応でしょう! では,今年の10月にはどんな結果が得られるでしょうか。
4 10月に家族として開拓奉仕をする目標をたてることができますか。是非そのことを話し合い,エホバに対する皆さんの一致した祈りの主題の一つにしてごらんください。払った努力や犠牲をはるかに上回る祝福を享受なさるに違いありません。ある年の4月に,一つの家族が全員で補助開拓奉仕に参加することにしました。母親は既に正規開拓者でした。父親は全時間の仕事を持つ長老でした。にもかかわらず,その兄弟は晩や週末に時間を計画すれば補助開拓者になれることを知りました。3人の子供たちは4月の最初の2週間,学校が休みでした。残りの2週間,子供たちは学校から帰ったあとや週末に,両親と共に奉仕をしました。結果はどのようなものでしたか。その家族はこのように報告しています。「家族が一つの目標 ― 与えられた時間内にできるだけ多くの人たちを助けるよう努めること ― を持つ時,皆が互いに引き寄せられ,一層の協力が見られるようになります」。さらに,子供たちのうち二人は研究を取り決めることができて大喜びし,家族としてもエホバへの奉仕に皆で351時間をささげました!
5 会衆として,皆さんの10月の目標は何ですか。皆さんの会衆は昨年の補助開拓者の数を上回ることができますか。すべての方々が共に働き,「普通を超えたその力」を与えてくださるようエホバ神に信仰を置けば,60時間という要求は多くの伝道者にとって明らかに達成可能なものです。(コリント第二 4:7)29人の伝道者から成るある小さな会衆は,12人が補助開拓者として任命されるという喜びを経験しました。そのうちの多くの人にとってそれは容易なことではありませんでした。何人かは長老や奉仕の僕として仕える付加的な責任を持っていました。未信者の夫や小さな子供たちを持つ姉妹たちも数人いました。一人は忠実な70歳の伝道者で,最も調子がよい健康状態というわけではありませんでした。その月が終わった時に,その人々の信仰は報われたでしょうか。全員が60時間の要求に達し,その人々の平均は実際には72時間になりました。その月中彼らは,留守宅を含め,すべての区域を徹底的に網羅し,開拓奉仕を行なえなかった他の伝道者の多くがより多くのことをするよう励みを得ました。主宰監督はこう述べました。「このことは会衆をエホバに近づけることになったとともに,互い同士を近づけることにもなりました」。
6 9月に長老の集まりを持つ会衆があれば,その協議事項の中に,10月に補助開拓奉仕をするよう励まし援助するために何ができるか話し合うことを含めてごらんになるよう,お勧めいたします。そうした特別な活動の月に奉仕の付加的な取り決めを設けている会衆もあります。例えば,午前の奉仕の取り決めに加えて,学校に通っている子供たちのために午後3時の取り決めを持ち,世俗の仕事についている人たちのためにさらに5時ごろの取り決めがあります。また,開拓奉仕をする人たちが必要とする区域や文書の扱いのため余分の注意を払うことが求められるかもしれません。
エホバは方法を示される
7 エホバ神は,時間の良い用い方の模範を備えることにより,どのように自分の日を数えるべきかを示してくださっています。エホバの日は被造物を益する生産的な業で満ちています。(ヨハネ 5:17)エホバに見倣うなら,10月中の一日一日はあなたとあなたのことばを聴く人たちにとって良いものになります。(テモテ第一 4:16)それらの日々が幸福な日々であり,エホバが皆さんの生涯に無数の日々を加えてくださいますように。