自分自身を益するよう他の人を助ける
1 エホバは,知る必要のある事柄をわたしたちに教える,と約束しておられます。詩編 32編8節では,「わたしはあなたに洞察力を持たせ,その行くべき道を教え諭す。わたしはあなたに目を留めて忠告を与えよう」と,確約してくださっています。こうした約束が果たされて,わたしたちは大いに益を得ています。ですから,わたしたちは利己的になることなく他の人たちに,だれでも聖書の賢明な助言に留意すれば,それが当人の益になる,ということを伝えたいと思います。(イザヤ 48:17)9月中,『永遠に生きる』の本を提供することにより,そうすることができます。
2 今日,結婚生活に関連した問題が広く一般に見られることを考え,『永遠に生きる』の本から次の点を取り上げることができるかもしれません:
■ 「いま多くの人々の間で結婚生活がうまくいかなかったり離婚に終わるケースが増えたりしています。こうした問題を__さんはどう思われますか。[答えてもらう。] 問題の根本原因を知らずにいる人が少なくないようです。夫婦双方が誠実に努力すれば,結婚生活の破たんを免れるだけでなく,本当の幸せを見いだすこともできます。成功の秘けつは,聖書の助言を当てはめることにあります。夫と妻の双方に訴えた次のような言葉をご覧いただけますか」。[エフェソス 5章28,33節を読む。] 243ページを開いて16節と17節を話し合い,本を提供してください。
3 子供たちは有意義な時間と親からの訓練を必要としています。『永遠に生きる』の本を紹介する際,次のように言うこともできます:
■ 「わたしたちは皆,若い人たちの将来が幸福なものになることを願っています。__さんは,子供たちが将来安定した生活を送れるよう親として援助する点で,一番良いのはどんなことだと思われますか。[答えてもらう。] 今から3,000年ほど前に書かれた聖書の格言には,このようなアドバイスがあります。[箴言 22章6節を読む。] 子供たちは学校で教えられることからたくさんの益を得ることができますが,最も価値があるのは,家庭で親から与えられる訓練です。親としてはそのために時間をとり,注意を払い,愛情を注がなければなりませんが,努力する価値は十分にあります」。245ページを開いて20節と21節を話し合い,この本を家族でどのように用いることができるか説明してください。
4 地上がどのように楽園になるかを示したいと思われるかもしれません:
■ 「__さんはきっと,ご自分の生活が将来はどうなるのだろうかとお考えになることもあるのではないでしょうか。わたしたちの学んでいる聖書という書物は,間もなくこのような世界が訪れると約束しています。[12ページと13ページのさし絵を示す。] このような世界で生活するのはすばらしいことではないでしょうか。[12節に引用されているイザヤ 11章6-9節の要点を手短に述べる。] この本には,__さんとご家族の皆さんがどうすればこのような楽園で生活できるか,その方法が示されています」。
5 前もって準備することが,戸口で上手に話せるかどうかの鍵となります。必ず聖書的な特定の話題を用意しておくようにしてください。また,本を受け取らなかった人に提供しようと思う雑誌やパンフレットの興味深い点を一つだけ簡単に説明できるようにしてください。9月中,あらゆる機会を活用して王国の真理の種をまきましょう。(伝道の書 11:6)そうすれば,永続する益が得られるよう他の人を助けることになるのです。