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聖霊の助けがあるなら何ができますか王国宣教 1979 | 6月
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エホバのご意志ならできる,と悟りました。木曜日の開拓奉仕に関する話には特に励まされ,強められました。その時,わたしはエホバを試してみようと決意しました。エホバはわたしの祈りに答えてくださいました。昨晩,正規開拓者の任命書をいただきました」。この姉妹は,自分は開拓奉仕を行なえる事情にあると感じましたが,むろんすべての母親がそうであるとは限りません。しかし,「勝利の信仰」大会後,8月中に日本支部は過去のどの月よりもはるかに多い400通を超える正規開拓奉仕申込書を受け取りました。その中には共に開拓奉仕を行なうことを願う夫婦が少なくありませんでしたし,ほかにも,十代の若者,やもめ,退職した人たち,主婦などあらゆる立場の人たちがいます。聖霊は多くの人々に一時は不可能と思えた事を行なうよう助けを与えています。彼らは開拓奉仕をしているのです!
6 もちろん,聖書的な責任のために正規開拓者になることが不可能な人たちもいます。それでも,そうした人々の多くは機会を見つけて時々補助開拓奉仕を行なっています。彼らの心は開拓奉仕に向けられています。開拓者の精神があるのです。
あなたは開拓奉仕を励ませる
7 この精神を表わす人々の中には多数の長老たちが含まれています。補助開拓奉仕のできる人々もいます。また,それが不可能でも開拓奉仕ができる人々に熱意のこもった支持を与えています。
8 残念なことに,すべての奉仕者がこの精神を持っているわけではないようです。聞くところによれば一部の人々は開拓奉仕のできる立場にある人がそうするのを思いとどまらせようとしているとのことです。しかしながら,そうした人たちは,『エホバの恵み深きを味わいし』る者たちに結果としてもたらされる益を認識していないかもしれません。(詩 34:8)開拓奉仕をするために,物質上の利得をもたらしていた職業を退けて豊かな祝福を受けた人々は少なくありません。信仰の表われとして王国を第一に求めた彼らには霊的な富が増し加えられました。同時に聖書が約束するとおり,エホバは彼らが必要とする物質を加えられました。―マタイ 6:33。
9 わたしたちは王国の良いたよりを宣べ伝えるよう命じられています。多くの人にとって,この業に一層十分に参加するとは開拓奉仕を行なうことであるかもしれません。それは,「あなたがたが多くの実を結びつづけてわたしの弟子であることを示すこと,これによってわたしの父は栄光をお受けになるのです」というわたしたちの年句の言葉を実践する何と優れた方法でしょう。(ヨハネ 15:8)こうしてエホバに栄光を帰する時,わたしたちはエホバの後ろだてとその聖霊の助けを確信できるでしょう。
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事前の計画 ― 開拓奉仕王国宣教 1979 | 6月
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事前の計画 ― 開拓奉仕
1 エホバの目に見えない大軍勢はサタンとその邪悪な体制に対して行動を取るべく満を持して待機しています。諸国民を平定すべくエホバがキリストの力の杖を送り出される時代を間近に控えたわたしたちには何が期待されているのでしょうか。詩篇 110篇3節は,『なんじの民は聖なるうるわしき衣をつけ,心よりよろこびておのれをささげん』と述べています。
2 幾万を数える神の民は,進んで行なうこの精神を示し,補助開拓奉仕にひんぱんに参加しています。6月中この業に参加する大群の一人になりたいと思われませんか。成功を収めるためには,前もって計画する必要があります。
計画は必要
3 祈りのうちに見込みを考慮した後,最初にすべきことの一つは,月の間に60時間を野外奉仕にささげられるような予定を立てることです。クリスチャンの他の義務をなおざりにしないようにしながら野外で毎日2時間を用いるよう計画なさるかもしれません。あるいは,毎週の3日間は野外奉仕に5時間を費やし,週の残りを用いて家族の責任を顧みるほうを好む人もいることでしょう。世俗の仕事を持っていて補助開拓をしたいと思われるなら,週末一杯野外奉仕をすることに加えて晩の証言を計画できるかもしれません。ご自分の事情に最もよく合う方法を見定めてください。
4 ある姉妹は,毎年の始めにカレンダーを見て,どの月とどの月に最も休日が多いか確かめるとのことです。その姉妹は余分の日数を効果的にいかしてそうした月に補助開拓奉仕をします。一人の旅行する監督の報告によれば,ある伝道者たちは五つの週末が完全に含まれている月を捜して,そうした月に補助開拓をする計画を立てるとのことです。例えば,1979年の9月と12月には五つの週末が完全に含まれています。学校に通う若い人たちは夏休みや冬休み,学期末休みなどを賢明に利用することができます。時間の要求を満たせることが分かり,補助開拓に進んで参加してみようという気持ちに促されたなら,いよいよ申込書を提出する時です。
5 計画を立てるにあたって,時間の目標に達することだけでなく,その時間を野外でどのように用いるかも考慮してください。奉仕時間の一部 ― もしかしたら半分ぐらい ― を割いて再訪問をしたり聖書研究を司会することにあてるなら,奉仕が一層喜ばしい,報いの多いものであることが分かるでしょう。あなたは関心を持つ人との聖書研究を現在司会しておられますか。そうでないなら,開拓奉仕をする月の間に一つの研究を始めることを目標にしてごらんください。
6 計画を立てる際に役立つと思われる幾つかの事柄をお知らせしたいと思います。家族の他の成員にも話してその協力を得ます。一緒に補助開拓することを勧められそうな伝道者が会衆内にほかにもいないか確かめてみてはいかがですか。書籍研究の集会の前後や野外奉仕に集まった時などに捜してごらんください。区域を前もって入手し,雑誌や文書を余分に注文します。こうした必要な取決めを設ける時,あなたは箴言 20章18節で与えられた『はかりごとは相はかるによりて成る』との導きに従っているのです。
しもべたちは援助できる
7 長老や奉仕のしもべは援助として何を行なえますか。箴言 15章22節(新)は,「内密の話し合い[または,相談]がなければ,計画は破れる。しかし助言者が多ければ,成し遂げられる」と述べています。したがって足並みをそろえて努力することは大切です。野外奉仕の取決めが余分に必要となるでしょう。そうした取決めに正しい監督と導きが確実に与えられるよう取り決められていますか。長老か奉仕のしもべが奉仕に集まった人たちを導くことができますか。それができるなら,大いに感謝されるでしょう。十分な区域が取っておかれていますか。わたしたちの目的は弟子を作ることであり,それを忘れてはなりません。それで目下働く必要のある区域に加えて,より産出的で関心をより多く見いだせそうな区域をあてがうことは可能ですか。
8 すべての任命されたしもべたちは,開拓奉仕ができてもできなくても,霊に「燃え」ることができます。主の業においてなすべきことをいっぱいに持つのは神のご意志であり,わたしたちの「労が主にあってむだでない」ことを知っているのですから,補助開拓奉仕を熱心に励ましてまいりましょう。―コリント第一 15:58。
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開拓者と開拓者の報告王国宣教 1979 | 6月
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開拓者と開拓者の報告
開拓奉仕に関連した様々な質問が寄せられています。そうした質問のあるものや,協会が与える返事の要旨にみなさんは関心をお持ちのことでしょう。例えば:
● 補助開拓者は,長老たちによって申込書が受理されたものの60時間を野外奉仕にささげられなかった場合でも補助開拓者として数えられますか。はい。
● お茶や昼食の時間は野外奉仕時間として数えられますか。「組織」の本(126ページ)は,わたしたちの報告に数えられる時間とは,バプテスマを受けた証人でない人たちに証言して,実際に王国を宣べ伝え,弟子を作る活動に費やした時間であると述べています。お茶を飲みながら,あるいは食事をしながらだれかに証言することがありますか。ではその時間を数えてください。そうでないなら,昼食後の最初の訪問から再び時間を数えるほうが良いでしょう。
● 開拓者が病気や事故に遭ったり,深刻な家族の問題をかかえ,時間を入れられなくても開拓者の名簿に留まることを考慮してもらいたいと願う場合,その事についてだれが協会に手紙を書くべきですか。会衆の長老たち。
事務所の時間の節約になるいくつかの点は次のとおりです。
● 毎月の報告に氏名を書く際,ふりがなも同時にふっていただきたいと思います。
● 開拓者が結婚する場合には,相手の方の氏名および開拓者,伝道者の別,結婚の日付を協会に知らせるべきです。その際,姓の変わる方は「開拓者の身分証明と割当て」カードも同時に返送するべきです。それ以後は,新しい名前で報告します。
● 開拓者が一つの会衆から別の会衆に移転する場合,または,自分の会衆から3か月以上離れることになった場合は協会に通知するべきです。
● 何らかの理由で開拓奉仕をやめる必要の生じた人は会衆の長老たちにそのことを知らせるべきです。次いで長老たちは協会に書面で通知します。なぜその人が開拓奉仕をやめたのか,理由を簡潔に示し,奉仕委員が署名します。
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弟子を作るのに助けとなる集会王国宣教 1979 | 6月
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弟子を作るのに助けとなる集会
5月27日に始まる週
16分: 28番の歌。必要な発表。野外奉仕での経験を話してもらう。6月の提供について聴衆からの提案を求める。「真理」の本を用いて証言する実演を示す。研究を始めることを目ざすよう励ます。
22分: 「聖霊の助けがあるなら何ができますか」。聴衆の参加。若い人たちが2節を注解するよう励ます。主な点を強調する: エホバの霊の助けによってもっと多くの人が開拓奉仕を行なえるかもしれない。あなたはその一人になるだろうか。
17分: 「王国奉仕」折り込みの記事の初めから「品位のある振舞いを保つ」の部分まで(1-13節)を討議する。これは主に話として扱われるが,長老は,出席の計画を今立てること,良くなった振舞いへのほめ言葉,聖書の原則を毎日当てはめることなどの主要な点に注意を向ける質問をしながら聴衆を討議に引き入れる。会衆に特に当てはまる考えを強調する。
5分: 野外奉仕の発表。その週に考慮する「野外奉仕に備える」の主題を含める。117番の歌と祈り。
6月3日に始まる週
12分: 32番の歌と必要な発表。会計報告。「支部の手紙」の目立った点。
20分: 「事前の計画 ― 開拓奉仕」。質問と答えによる討議。6月中もできるだけ多くの人が補助開拓に参加するよう励ます。会衆の書記から申込書を入手できる。
15分: 「1979年『生ける希望』地域大会」。質問と答えによる討議で折り込みの資料の「特別な午前の野外奉仕」から「音楽」の部分の終わりまでの資料を考慮する。大会で野外奉仕に参加する計画を今から立てることを強調するような質問をする。野外奉仕への熱意を高めるため,引用されている三つの大会の報告を読むか,簡単に討議できる。「自発奉仕」から「音楽」の部分で,質問を出して,兄弟たちが自発奉仕者の必要と,どのように自発奉仕に応じられるかをはっきりと確実に理解するようにする。野外奉仕や大会チケットの新しい取決めがなぜできたのか,またわたしたちの全面的協力をなぜ必要としているかを十分に理解するよう助ける。
8分: 「地域大会の注意事項」。折り込みのこの副見出し以下の残っている資料を考慮する。話の形で扱い,特定のふさわしい文章を読むことができる。自分の折り込みを注意深く目で追うよう聴衆に勧める。これらの「注意事項」は,多くの伝道者がこれまでの大会から思い出すことのできるものなので,手速く次々と進む。結びにヨハネ 13章35節を読み,この「生ける希望」地域大会に出席して十分の益を受けるべく互いに助け合い,励まし合うようわたしたちすべてを促すに違いない精神について注解する。
5分: 野外奉仕の発表。その週に考慮する「野外奉仕に備える」の主題について触れる。109番の歌と祈り。
6月10日に始まる週
10分: 68番の歌。必要な発表。「開拓者と開拓者の報告」を簡潔に扱う。
20分: 「より重要な事がらを見きわめる」。
王国会館にもし黒板があれば,この部分に用いる。鍵となる聖句を討議する際,それを黒板に書く。同時に,「啓示 4:11 ― 神のご意志によって生きている」,「コリント第二 5:14,15 ― もはや自分のために生きない」,「マタイ 16:24 ― 自分を捨てる」といった具合に,聖句の要旨を並べて書く。
(5分)話。聖書はエホバの真のしもべとエホバに仕えることをしない者との明確な区別があることを示している。神の真のしもべたちは,自分が神のご意志によって存在しており,そのご意志が生活の中で第一に行なわれるべきものであることを認めている。(啓示 4:11)人類のために死を遂げることに示された,キリストの持つ愛は,そのような人たちにもはや自分のために生きないよう促す。(コリント第二 5:14,15)わたしたちがエホバを自分の所有者と認めて自分を捨てたことは,単にバプテスマだけでなく,毎日どのように生きるかによって明らかに示されなければならない。(マタイ 16:24)自分の場合にこうした事柄は確かに真実だ,とわたしたちは言えるだろうか。もしそうなら,わたしたちが自分の命をどう用いるかを神の言葉が支配しているのである。
(15分)聴衆の参加。すべての聖句を読むか要約する。聖書は真に重要な事柄をまず生活の中で守るようわたしたちを助けてくれる。(フィリピ 1:9-11)11節にあるように,そうすることの結果は何か。また,9節によれば,その結果に導くものは何か。
神にとってより重要な事柄の中にどんなものがあると聖書は示しているか。(テモテ第一 2:3,4)これと調和して,イエスは地上におられた時ご自分の時間をどのように用いられたか。(マルコ 1:38)復活の後,イエスは神から与えられたご自分の権威に注意を促され,次いでその権威を認めた者たちに仕事をお与えになった。それは何であったか。(マタイ 28:19,20)後に,天に上られる際,弟子たちが忘れることのないよう,最後に彼らに言い残されたことは何であったか。(使徒 1:8)わたしたちが個々に自問すべき質問は次のもの。『この業はわたしの生活の中で当然あるべき位置を占めているだろうか』。
正規または補助開拓者となれる人たちもいる。1979年の「年鑑」によれば,昨年度平均して毎月11万5,389人がそうした。会衆では何人だったか。それを行なえる健康や事情になることを熱心に願っているものの,思い通りにいかない人たちもいる。神はわたしたちの事情が許さないことを求めたりはされない。しかし,神のご意志を行なうことがわたしたち各人の生活の中で第一になるべきである。わたしたちの中には,生活に調整を加えて王国の奉仕そのものに一層十分参加できる人がいるだろうか。わたしたちはマタイ 13章22節に描かれている者のようになりたくない。23節の人のようになりなさい。
聴衆に尋ねる: たとえ全時間世俗の仕事をしなければならない人がいるとしても,弟子を作る業が生活の中で然るべき場所を確かに占めていることは何によって分かるか。家族の世話にほとんど一日中かかる母親は,自分の生活が本当にエホバに仕えることを中心に築かれていることをどのように示せるか。
人の生活事情は変わることがある。若い人たちは学校を卒業する。親は子供が自分の家庭を持つ時,時間を余分に持てる。退職すれば自由な時間が増える。それは,次のように自問する時である: わたしは本当により重要な事がらを見きわめているだろうか。自分の命をどのように用いているだろうか。この事に対するエホバの見方は何だろうか。エホバの見方がわたしたちの歩みをいつも導くものでありたい。(詩 36:9)結論として,紹介の話に用いた鍵となる聖句を簡単に復習する。
25分: 『エホバの恵み深きを味わいしれ』。(1978年11月15日号「ものみの塔」,20ページから22ページの三番目の副見出しの前までに基づく。)短い紹介の話(2分)で20ページを扱う。詩篇 34篇8節に述べられているように,どのように『味わう』のか,またダビデの境遇を理解するとその節の意味がどのように深まるか示す。
21ページから22ページの三番目の副見出しの前までを扱う際,どの副見出しの下にある節もすべて読み(各部分に別の読み手を用いる),その後ふさわしい質問をする。各部分の最後の節を強調する。
結論として,この集会で話された事を祈りのうちに考慮するよう全員に勧める。献身した神のしもべとして,エホバの奉仕に一層十分にあずかろうと思うなら,生活をこのように変化させることが必要になるだろうか。信仰に動かされてそのような調整を行なう人々にエホバは良いものを約束しておられる。(開拓奉仕の申込書は会衆の書記から入手できる。)
5分: 野外奉仕の発表。その週に考慮する「野外奉仕に備える」の主題に触れる。43番の歌と祈り。
6月17日に始まる週
15分: 105番の歌。必要な発表。『エホバの恵み深きを味わいしれ』の討議。
(10分)1978年11月15日号「ものみの塔」の記事の22ページ三番目の副見出しから23ページの最後までを扱う。目的は,開拓奉仕の祝福にあずかりたいとの願いを鼓舞すること。聴衆の中の若い人たちが節を読むよう前もって取り決めておく。全体を読んだ後,注解を促す。若い人たちや開拓奉仕をしてきた人たちに,開拓奉仕の益を強調する短い注解を準備してもらう。7月中に補助開拓を計画している人たちは申込書を出すよう思い起こさせる。
25分: 若いみなさん,あなたの人生はテモテの人生のように報いの多いものになりますか。
(5分)開拓者精神を持つ兄弟による話。人生に健全な目標を持つことの重要さを強調する。あなたの目標は何か。高い教育? 人生をおもしろく過ごすこと? 良い仕事? ソロモンはこのすべてを持っていた人であった。エホバはわたしたちの益のためソロモンに何を書かせたか。世の教育を多く受けても幸福はもたらされない。(伝道 1:18)楽しみを求め,人生のとびきりおもしろいことをしても,それは人に空虚さを残すだけである。(伝道 2:1,2)良い働き手になることを学ぶのは祝福であるが(伝道 2:24),自分の仕事を生活の中で第一にするなら深い失望を味わうようになる。(伝道 2:21)では何をするか。わたしたちが生きている理由を忘れてはならない。それはエホバに仕えることである。この事実に全面的に調和して生きようとしない人は皆,本当に幸福ではない。年をとって自分は『何も楽しむところなし』と言うことのないよう,伝道 12章1節の助言を適用しなさい。テモテは聖書の助言を適用した人の一人であった。
(18分)司会者は,十代半ばから後半の若者数人をステージに招き,テモテの生涯を中心に討議する。強調すべき要点は,真の祝福を伴う豊かな人生は,自分の命をエホバへの奉仕に精一杯用いる人たちのものであるという点である。演壇上の人たちと次の点を考慮する: 二回目の宣教旅行の途上でパウロがテモテを訪ねた時,テモテは何歳位だったか。(十代後半か二十代初めと思われる)テモテは明らかにどんな個人的問題と戦わねばならなかったか。(テモテ第一 5:23)どれほど長くパウロのもとに留まったか。(塔77 9/1 531頁9節)彼らはどんな経験を共にしたか。(テモテ第二 3:10,11)テモテはどんな健全な資質を示したか。(フィリピ 2:20-22。テモテ第二 1:5。塔77 9/1 531頁9節)テモテの奉仕は,当時の他の若者が得ることのなかったどんな機会へと導いたか。同じことが今日でもどのように真実か。(参加者は討議のために前もって準備し,資料を調べておくべきである。この部分をきびきびと進め,若者たちの思いに訴えるものに保つ。)
(2分)聴衆に向かって結論を述べる。心を傾けて全時間エホバに奉仕することにより,若い人は豊かで満足のいく人生を送れる。命に至る道を歩むよう人を助けられること以上に報いの多いものはない。テモテのように全時間奉仕に携わる人々の多くが,今は監督となって様々な会衆で奉仕している。あなたの生活の中でエホバを第一とし,結果として来る多くの祝福を楽しみなさい。―伝道 12:1。
15分: 学んでいることをどうしていますか。
この部分は十分前もって準備されるべきである。野外で役立つ優れた要点や,わたしたちの日常生活に役立つほかの点が集会で扱われている。学ぶことを活用するのがわたしたちの目標であるべき。(ヤコブ 1:22-25)このプログラムでは,次の集会にそれぞれ5分を用いる: 「ものみの塔」研究,奉仕会,会衆の書籍研究。月の初めに,この三つの集会の各々を一つか二つの書籍研究の群れに割り当てる。集会で討議された資料から拾い出した点を機敏に用いるよう頼んでおく。(ある群れが先月と同じ集会に割り当てられないよう,割当てを交替する。)奉仕者たちはそれを個人の生活に適用してもよく,非公式の証言や家から家の業,再訪問などに用いてもよい。わたしたちは彼らの経験を聞きたいと思う。これは集会の復習であるべきではない。むしろ集会で学んだ資料が実際にどのように用いられたかを強調するものとすべきである。
5分: 野外奉仕の取決めを発表する。46番の歌と祈り。
6月24日に始まる週
8分: 25番の歌と必要な発表。
20分: 会衆で必要な事柄を扱う。
15分: 「良いたよりを伝える ― 関心を育てる」。質問と答えで討議する。提案に従った再訪問の例を実演で示す。すべての伝道者が研究を一つ司会することを目標に再訪問に励むよう勧める。
17分: 7月の予約の提供をよく練習された実演で示す。7月1日号の「ものみの塔」の用い方についてよく成功している幾人かの奉仕者から提案を述べてもらう。野外奉仕の発表。102番の歌と祈り。
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会話するための話題王国宣教 1979 | 6月
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会話するための話題
神の王国こそ解決策。
1. 聖書には疑問に答え,今の生活を向上させる真理が書かれている。
2. 神の王国だけがわたしたちの問題を永遠に解決できる。―マタイ 6:9,10。
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発表王国宣教 1979 | 6月
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発表
◆ 野外での提供 6月: 「真理」の本に2冊の厚手の書籍(「秘義」と「千年王国」)を添えて400円の寄付で提供する。7月: 「ものみの塔」の1年の予約に,新予約者には厚手の書籍1冊を添え,1,300円の寄付で提供する。状況に応じて両誌の予約に2冊の厚手の書籍を添えて2,600円の寄付で提供してもよく,半年の予約にポケット版の書籍を添えて850円の寄付で提供してもよい。8月: 「聖書物語」の本を提供する。この本に関心を持たない人には,ポケット版の本を3冊一組にして提供する。
◆ 会衆の書籍研究: 間もなく「神の王国」の本が終わります。続いて「聖書はほんとうに神のことばですか」の本が用いられます。この本のために特に「質問集」が用意されています。どうぞ出席者たちのために必要とする数を今すぐ文書注文書を用いて注文なさってください。船が着き次第発送します。
◆ 「開拓者の身分証明と割当て」カードを紛失した正規または特別開拓者は地域大会前にできるだけ早く再発行を求めてください。
◆ 神権学校の監督への指示: 8月12日の週に行なわれる第1の話の資料は,1979年6月15日号「ものみの塔」12-22ページに変更されます。
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野外奉仕に備える王国宣教 1979 | 6月
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野外奉仕に備える
5月27日に始まる週
月の文書の提供
1. 家の人に出版物から具体的な点を示すのはなぜ益があるか。
2. 「真理」の本のどんな論点が効果的と思うか。
3. 出版物中のさし絵を示すことはどんな益があるか。(4,85,108,176ページに注目する。)それらはどうして効果的か。
6月3日に始まる週
良い聴き手となる
1. 家の人が言うことに純粋の関心を示すのはなぜ良いことか。
2. 家の人が話しているのをさえぎるなら,どんな結果が生じるか。
3. 可能なところで家の人に同意を表わすのはなぜ良いことか。黙っているほうが良いのはどんな時か。
6月10日に始まる週
再訪問をする
1. 奉仕時間のどれほどを再訪問にあてられるか。
2. 準備として,どんな点をはっきりと念頭に置くべきか。
3. 今日または明日の再訪問でどんな聖書的資料を話し合う計画か。
6月17日に始まる週
招待ビラを活用する
1. 招待ビラを渡すのはなぜ有益か。
2. その上に印刷された情報をどのように活用したり補足できるか。
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会衆の書籍研究王国宣教 1979 | 6月
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会衆の書籍研究
「神の王国」の本による会衆の書籍研究
6月 3日に始まる週 159-166ページ*
6月10日に始まる週 166-174ページ
6月17日に始まる週 175-182ページ
6月24日に始まる週 183-191ページ
7月 1日に始まる週 この本の復習
* 副見出しの前まで
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良いたよりを伝える ― 関心を育てる王国宣教 1979 | 6月
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良いたよりを伝える ― 関心を育てる
1 あなたはどんな働き人ですか。家から家の業で関心を持つ人を見いだしたなら,続けて再訪問することによってその関心を育てる,目的を持った働き人ですか。それとも,弟子となる見込みのある人々をそのまま放置しておられますか。宣べ伝えて弟子を作るようにとのイエスのご命令の下に働くわたしたちは,確かに後者のような働き人でありたいとは思いません。(マタイ 24:14; 28:19,20)それにしても訪問して何を話したらよいのでしょうか。
2 再訪問する目的を思いに留めるのは大切です。それは次の四つの事柄です。(1)聖書の知識をもっと得るよう助ける。(2)研究を取り決める。(3)興味深い雑誌や文書をさらに提供する。(4)家の人と親しく知り合い,友好的な態度と信頼を築く。このうちのどれか一つの点でも成し遂げれば,その訪問は成功といえます。では個々の家の人が示した関心の程度や状況に応じて,どの目標を持って訪問するかを決定してください。そうすれば準備すべきことが考えやすくなります。
3 聖書の知識をもっと得るよう助けることを目標にした場合,どんな準備ができますか。長い話を準備する必要はありません。事実,筋書どおり長い話を最後まで話し通せることはまれだからです。むしろ,心を捕える一つの聖句,もしくは記事の中の一,二の文章で言い表わされている一つの点を選んでみてください。次いで,その点を紹介する切り出しの言葉を考えます。家の人の関心が実際に高められたなら,会話は自然と生き生きしたものになり,容易に発展してゆくでしょう。
4 訪問した時,家の人に心からの親しみや関心をこめてあいさつしてください。最初の訪問の際に再び訪ねたい旨を告げてあれば,続けて話を切り出すのが大変容易であることに気付かれるでしょう。なぜ『また来た』のか言いわけがましいことを言う必要はないからです。用意した要点を述べながら,家の人の反応に注目します。同意していますか,それとも反論したそうですか。では話を続けることができます。家の人の質問を歓迎し,喜んで親切に答えてください。ただ,議論は避けるべきです。家の人が話された点に明らかに関心を持たないようであるなら,他の家の人のために考えておいた話にすばやく切り変えることもできます。一つの点を話し合った後,家の人の質問のあるものは次の機会に答えたいと言って期待を起こさせることもできます。また,関心が強まったとき,いつでも研究に移行することができるよう,「良いたより」の本や他の小冊子を用いて研究の仕方を示せる用意を是非しておきましょう。
5 最近見いだしたまだ訪問していない関心を持つ人々を是非訪ねてごらんください。あなたの喜びと満足は一層大きなものとなるでしょう。
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日本の野外奉仕報告: 3月王国宣教 1979 | 6月
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日本の野外奉仕報告: 3月
平均 平均 平均 平均
伝道者 時間 再訪問 研究 雑誌
特別開拓者 993 139.3 71.1 5.5 108.0
開拓者 6,194 86.3 37.1 3.4 49.1
補助開拓者 6,441 63.8 25.5 2.1 31.1
伝道者 34,559 15.1 6.4 0.7 10.1
合計 48,187
新しく献身しバプテスマを受けた人: 327
昨年の平均に対する伝道者の増加: 10%
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