関心を引き起こす証言
1 わたしたちは野外宣教で会う人々に,温かくて個人的な関心を常に示さなければなりません。物事に関する彼らの意見を尋ねるなら,彼らの見方を尊重していることを表わせます。わたしたちが紹介する論題や投げかける質問によって,彼らの思考を鼓舞し,神について,また人類に対する神の目的についてもっと学びたいという気持ちを抱かせることができるかもしれません。
2 9月中わたしたちは,「生命 ― どのようにして存在するようになったか 進化か,それとも創造か」の本を提供し,創造に関する真理に注意を向けます。時間を取ってこの本を各自で復習し,目立たせることのできる点を具体的に選び出してください。「創造」の本の中にある情報を話し合う際,本を開いて家の人に手渡してください。特定の論題やさし絵に言及することができます。熱意を込めて,この魅力的な出版物の価値を示してください。
3 温かみのある自己紹介をした後,このように言えます:
■ 「科学が進歩した今の時代に,人間やわたしたちの住むこの美しい地球を創造した神がおられるということを信じるのは,理にかなっていると思われますか。[答えてもらう。] わたしたちが地球や宇宙全体の大きさとか神秘について考えてみるとき,その秩序や設計に感動を覚えます。このことは創造者の存在を証明するものと言えないでしょうか。この点について聖書が述べていることに注目してください。[ヘブライ 3:4を読む。] 考えてみますと,すべての建物には設計者と建設者がいます。[「創造」の本を取り出し,114ページのさし絵を開く。] わたしたちの宇宙は畏怖の念を抱かせるものです。あなたは宇宙がひとりでに存在するようになったと思われますか」。それから122ページを開き,時計の写真の下にある説明文を読みます。127ページのさし絵と引用聖句を用いることもできます。さらに役立つ点が,「論じる」の本の289ページから293ページに載せられています。
4 あるいは,このように言えます:
■ 「人類がこの地上で真の平和と幸福を見いだすために何が必要だと思われますか。[答えてもらう。] 聖書には,わたしたちが神を恐れ,その方を天と地の創造者として認めなければならないと述べられています」。啓示 14章7節を読み,「創造」の本の140,141ページを開いて,24,25節を読むことができます。そこには,地球が人間の住みかとして設計されたという説明が記されています。家の人が関心を示し,会話をさらに続けられるなら,19章を開き,どのようにして地上の楽園がまもなく現実のものとなるかを説明できます。
5 家の人が創造者の存在について疑問を感じていると述べるなら,このように言えるかもしれません:
■ 「世の中のいろいろな苦しみを見て,あなたと同じように感じる方は大勢いらっしゃいます。もし神がおられるなら,なぜ苦しみを許してこられたのでしょうか。納得のゆく説明を何か思いつかれますか」。相手の答えによっては,さらに話し合いを進めるため,「創造」の本の16章を用いて会話を続けることができるかもしれません。あるいは,相手の関心が限られたものであるなら,「ものみの塔」1992年9月15日号の「善人が苦しむのはなぜですか」と題する記事から一,二の点を強調するだけにとどめておけるかもしれません。この質問に関するさらに役立つ答えが,「論じる」の本の149,150ページに載せられています。時には,「聖書が信頼できる理由」と題するパンフレットを残してくるとよいかもしれません。
6 わたしたちの目的は王国の音信に対する関心を引き起こすだけではなく,聖書研究を始めることにあります。創造に関する真理を説明し,わたしたちの偉大な創造者をたたえる,美しいさし絵の載せられたこのような本があるというのは何と喜ばしいことでしょう。9月中わたしたちが会う心の正直な人々の関心を引き起こすために,この本を十分に活用してゆくことができますように。