家から家の業で雑誌を用いる
1 「目ざめよ!」誌の4ページには毎号,この雑誌の目的がはっきりと次のように記されています。「本誌は,1914年の出来事を見た世代が過ぎ去る前に平和で安全な新しい世をもたらすという,創造者の約束に対する確信を強めます」。確かに,そのような雑誌は,家から家の宣教でできるだけ広く配布する価値があります。「目ざめよ!」誌は,心が霊的な事柄に傾いていない人々の関心を高める優れた手だての一つです。この雑誌は,自然界の驚異や様々な土地の風土,科学や歴史など多岐にわたる事柄を考察することにより新しい世に対する関心を高め,創造者に対する認識を深めています。
2 各号を読むとき,他の人に伝えるのにふさわしい点を探してください。奉仕者の中には自分用の雑誌に書き込みをし,野外奉仕に出る前に,家の人に伝える特定の点を頭に入れるためにその書き込みを復習する人もいます。また年若い奉仕者も事前に親や大人の奉仕者と共によく準備し,特定の話題や記事から家の人と話せるようにできるでしょう。
3 用いている号の雑誌で論じられている内容に関して,的を射た説明をすることによって提供を始めることができます。例えば,「目ざめよ!」の10月8日号であれば児童虐待について,10月22日号からはだれもが待ち望んでいる新しい世界について,また10月1日号の「ものみの塔」であれば家族生活を成功させるかぎに関して話せるかもしれません。その後,雑誌を次のように紹介できます。「『目ざめよ!』[あるいは「ものみの塔」]のこの記事は,そのことについてさらに詳しく説明しています」。それから,前もって選んでおいた一つか二つの文を読み,こう続けます。「このことに関心をもっておられるようですね。この『目ざめよ!』にはその記事だけでなく,ほかにも今の時代に合った記事が載せられていますが,姉妹誌と一緒に喜んで差し上げます」。
4 現在の世の中がますます悪化していくことを嘆く人であれば,終わりの日に慢性的な貧困に加え,人々の利己心や金銭に対する愛がはびこるため,盗みが増大していることに言及した10月15日号の「ものみの塔」誌に注意を向けることができます。その後,「泥棒のいない世界」が将来訪れると思うかどうか尋ね,「目ざめよ!」誌と共に提供できるでしょう。
5 家から家へ行くとき,「ものみの塔」誌と「目ざめよ!」誌という,人々が霊的な進歩を遂げるのを助ける最も優れた二つの道具を持っていることを忘れないようにしましょう。そして,これらの雑誌に対する家の人の関心を高め,あらゆる機会に配布する点で努力してゆきましょう。