『永遠に生きる』の本を用いて聖書研究を司会する
1 『永遠に生きる』の本に関して,一人の婦人は次のような感嘆の言葉を述べました。「今までに読んだ本の中で,聖書に次いで正確で,人を鼓舞し,行動に駆り立てる本だと思います」。聖書を理解するよう人々を助け,活発なエホバの賛美者となるよう人々を特に動かす点で,この本がこれまでに出版された本の中でも際立ったものであることにわたしたちすべては同意します。
2 『永遠に生きる』の本が発表された1982年には,日本の6万7,730人の奉仕者たちは9万5,891件の聖書研究を司会していました。現在では,17万4,349人の奉仕者たちが22万5,750件の聖書研究を司会しています。これまでのところ,『永遠に生きる』の本は115の言語で6,200万冊印刷されました。この書籍がわたしたちの世界的な業に与えている影響には計り知れないものがあります。
3 目標を定める: このような目ざましい増加は,エホバの祝福の結果,そして誠実な人々に命を救う聖書の音信を伝えて助けたいと願うその民の熱心さの結果です。(ローマ 10:13-15。テモテ第一 2:4)わたしたちは,時代の緊急性と,神の王国を勤勉に宣べ伝える必要性を認識しています。
4 組織は前進していますが,わたしたち個人はどうでしょうか。人々を弟子とするこの重要な業に十分携わることを決意していますか。そうするためには個人的な目標を定める必要があります。関心ある人を引き続き訪問することをこれまで以上に勤勉に行なえるでしょうか。2月中,聖書研究を一つ増やす目標を定めるのはいかがですか。
5 だれが聖書研究を司会できるか: 背景の異なる多くの奉仕者たちが『永遠に生きる』の本を用いて研究を司会する喜びを味わってきました。この本は平易な文章で書かれているため,司会しやすく,新しい伝道者でさえこの重要な業にあずかることができます。加えて,わたしたちの多くはこの本を個人的に研究してきたので内容に通じています。『永遠に生きる』の本が出版されるまで聖書研究を司会したことのなかった一人の伝道者は次のような感謝の手紙を寄せました。「現在3件の研究を司会していますが,間もなく4件になります。聖書研究を司会しやすくしてくださり,なんとお礼を申し上げてよいのか分かりません」。
6 若い人もこの本を用いて積極的に聖書研究を司会しています。一人の若い兄弟は学校の机の上にこの本を置くことにしています。それがきっかけとなって有意義な話し合いができ,数件の聖書研究が始まりました。家から家の証言で子供のいる親に会う場合,子供と聖書研究を行なってもよいかどうかを直接尋ねる若者たちもいます。地上の楽園におけるとこしえの命に関する神の約束について話すのに,エホバの証人の子供たちが若過ぎるということは決してありません。
7 老若を問わず,家庭聖書研究を司会することは宣教で味わえる最高の喜びの一つです。それで各自エホバの助けを祈り求め,わたしたちの希望を公に宣明するあらゆる機会をとらえてゆきましょう。わたしたちの神エホバを共に賛美する方法を学ぶよう人々を助けるため,『永遠に生きる』の本を用いてください。―詩編 148:12,13。