何日間の出席を計画していますか?
何に出席するのですか。エホバの証者の「真理のことば」地域大会です。6月9日水曜日に最初の大会がアイルランドのダブリンとスコットランドのエジンバラで開かれました。そのあと数週間にわたってノルエー,フィンランド,オランダ,ベルギー,ルクセンブルグ,スイス,オーストリアそして最後にドイツのベルリンで開かれました。アメリカから約1000名,ヨーロッパからは何万名もの人がこれらの大会に出席しました。
この夏ヨーロッパの大会に行けなかった人が取り残される事はもちろんありません。「真理のことば」地域大会は6月にアメリカでも始まりました。最初の大会は6月24日ワシントン州のシァトルで開かれ,それに続く11週のあいだアメリカとカナダで合計30の大会が開かれます。沖縄と日本では8月のあいだ毎週の後半に4つの大会が続いて開かれます。
何を期待できますか
この一連の大会の目的は何ですか。なぜ何十万人の人が休暇を利用して出席するのですか。
その人を引きつける大きな力となっているのは聖書です。初日から終わりまでプログラムの中心となるものは神の「真理のことば」です。
そこでくわしく討議される聖書の基礎的な教理は出席者の理解を深め信仰を強めるでしょう。またあなたが日常出会う問題に対処するための実際的な助言が聖書から考慮されます。出席者が自分の信ずる事を他の人に効果的に分け与える事ができるように,よい教訓が与えられます。それに入場料もいらず,寄附を求められる事も一切ありません。
大会の日数は場所によって異なります。ニューヨーク大会は6日間行なわれますが,他のほとんどの大会は4日間です。しかしどの大会も初日の午後2時に「神のことばは信仰を保たせる」という適切な主題に基づく司会者の話でプログラムが始まります。たしかにその言葉は真実です。その話を聞く事はとても有益です。
各都市のプログラムが何日間であっても,木曜日の午後には聖書の考古学的証拠と聖書の年代に関する話があり,夜には「『真理とは何か』との質問に答える」と題する大会の基調をなす話があります。これは大会のおもなプログラムの一つで,後に続くプログラムの先導となるものです。きつとみなさんもそのプログラムに出席することを望まれるでしょう。
献身の段階まで聖書研究が進歩している人のために,金曜日の朝浸礼式が行なわれます。まだその段階まで進んでいない人でも出席して話を聞く事はとても有益です。
その日の午後には「現代の家庭における聖書の役割」について一緒に考慮します。あなたの家庭では聖書がどんな役割を果たしていますか。家族そろって聖書を使いますか。大会の金曜日の午後に出席する人は,聖書が家庭にどんなによろこびを加えるかをさらに認識されると思います。「人間のどれいそれともあがない主のどれい ― そのどちらですか」と題する私たちすべてに関係ある事柄に関する話で午後のプログラムは終わります。ぜひその話をきいて下さい。
またエホバの証者の大会でいつも行なわれているクリスチャン監督のための集会が開かれます。
おそらくあなたはそのような集りに出席して,クリスチャン組織の円熟した兄弟が討議する事柄をききたいと思ったことがあるでしょう。この大会でその機会があります。任命されたしもべのために金曜日の夕方行なわれる2時間の有益なプログラムにだれでも参加する事ができるからです。
土曜日の午後には現在だれでも直面する道徳の問題がとりあげられます。クリスチャンは今日のあらゆる道徳の問題に直面する時に,どうふるまい,何をすべきですか。親,若い男女,大人のだれでもこの土曜日午後に予定されている討論から多くの助けを見出す事ができます。またその日の午後には「神を真とすべし」と題する話が行なわれます。この話はエホバの証者の間に大きな期待を起こさせ,またあなたも聞きたいと思われるに違いありません。
夜には一連の実演と討議を通して,いざという場合,必要な聖書の知識を活用できるようにしておく事を学びます。あなたは聖書の霊感を疑う人を納得させる論議ができたらと思った事がありますか。またあなたは考古学上の証拠と預言の成就の証拠を十分に用いて相手を納得させる事ができますか。あなたは今日のクリスチャンの中立の立場は初期クリスチャンがとった立場と同じである事を証明できますか。聖書についていろいろ質問された時に聖書を開いてそのすべてに答える事ができますか。土曜日の夜のプログラムを通してどのようにそれができるかを学ぶ事ができます。しかしその日の霊的なごちそうが終わったわけではありません。その日は「神の新しい契約の益は世界におよぶ」と題する1時間の話で終わります。
「真理のことば」大会の最終日は日曜日午前9時に始まります。ヘブル語,ギリシャ語聖書全巻の内容に深い認識を得させる話とともに,「生活の問題に真理のことばを適用する」と題する,暖かい励ましとなる教訓的な1時間の集会があります。これは正しい決定をし,神のことばと一致して歩みたいと願うみなさんによい助けとなります。
神の言葉に関心を持つ人はだれでも大会のすべてのプログラムに出席できますが,日曜日の午後に予定されている講演はとくに一般の人のために宣伝されています。講演の内容は一般の人に励ましを与えるもので,聖書真理の説明は人々の信仰を強めます。今までに聖書を学んだ事のない人でも,自分にも理解できるものだと思うでしょう。この1時間の公開講演は「平和の君のになう世界政府」という,おりにかなった主題で行なわれます。あなたも聞きたいと思われるに違いありません。
公開講演が終わるとある人は帰る事を考え始めます。しかし以前,大会に出席した事のある人ならまだ終わりでない事を知っており,結びの話が終るまで帰りたいと思わないでしょう。あなたが以前に早く帰り最後の話を聞く機会がなかったら,今度は終りまでとどまって下さい。そうすれば他の人が終わりまで残る理由がわかります。
出席する計画を立てる
尊い信仰を持つ他の人と集って神を崇拝する事は,聖書の真理を愛する人にとってよろこびの時です。むかし詩篇記者ダビデはその感情をこう表わしています。「人々がわたしにむかって『われらは主の家に行こう』と言ったとき,わたしは喜んだ」。(詩 122:1)あなたも同じように感じませんか。これは神とみことばを愛する世界中の人が持つ感情です。
今までものみの塔聖書冊子協会が大会をとりきめた時に,それらの人は家族がそろって出席する事は大きな祝福であると悟りました。2年前に世界中の都市で「永遠の福音」大会が開かれました。デンマークから一ばん近い大会都市はスエーデンのストックホルムでしたが,それでも何百キロもあります。しかし二人の姉妹はデンマークのベールから大会都市までの860キロ以上の道のりを自転車で行きました。次週イタリーのミラノで開かれた「永遠の福音」大会に出席した人の中に,胸から下が麻痺している青年がいました。その青年は最近神のことばの知識を学びました。何百キロも離れたスペインにいたにもかかわらず,彼はミラノに行く事を決意したのです。大へんな努力を払って到着してからも,応急手当係の寝室から担架で会場へ運んでもらうことが必要でした。しかし彼は一つの話も聞き逃がしませんでした。金曜日の朝その青年はエホバへの献身の象徴として浸礼を受けました。
子供でさえ大会に出席するため,また家族の出席を助けるため大きな努力を払つています。オーストラリアのメルボルンで開かれた世界一周大会に参加するために長距離の旅行が必要でした。11歳になる男の子は自分の旅費を得るために毎朝5時に起きて学校へ行く前に牛乳ビンを集め,夕方は新聞を配り,芝を刈ったり他のいろいろな仕事をしました。その子の9歳になる妹は花を育てて売ったり,近所の人の手伝いなどをしました。このようにして二人は家族が大会に出席するための費用の重い負担を軽くしました。
これらの聖書を愛する人は何日間出席するよう計画しましたか。1日や2日ではなく開会の時から全部のプログラムに出席しました。韓国の京城で世界一周大会が開かれた時,最初の話をきいた人は5947名でした。これは全国の御国伝道者の最高数より1000名も多い数です。ほとんどすべての伝道者が出席した上,多くの人は最初の日から新しく興味を持った人を連れて来ました。
しかし大会の全部に出席するためには前もって準備する事が必要です。とくに長距離を旅行する場合には大きな努力がいります。それで今こそ「真理のことば」地域大会の一つに出席するため計画する時です。初日から参加して下さい。豊かな霊的祝福があなたを待っています。