良いたよりを伝える ― 人々が自由を得るために
1 自由,それもサタンの宗教的な束縛からの自由はなんとすばらしいものでしょう。これはエホバの民のすべてが感じていることであるとともに,こうした自由をわたしたちが得るのに雑誌が大いに関係しているということにみなさんは同意なさるに違いありません。「ものみの塔」と「目ざめよ!」誌を読んだ仏教徒の一婦人が,その結果,悪霊崇拝と関係のあるそうした宗教から離れたいきさつを報じた記事にわたしたちは心から感動させられました。(「目ざめよ!」5月22日号,3~6ページ)また,紙くずかごから「ものみの塔」誌を見つけて読んだのち,「今や私の人生観は変わりました」と語った,カナダのカトリック教徒の男の人のことを覚えていますか。(「目ざめよ!」5月22日号,10ページ)それらの人々は今やわたしたちの仲間の働き人なのです。それらの人は雑誌活動の価値を認めているに違いありません。
2 あなたが雑誌を配布するのに最も役だっているのはどんな事柄ですか。確かにそのかぎは,雑誌の内容をよく知ることではありませんか。それには,雑誌を受け取りしだい通読し,家族の者や奉仕でいっしょに働く人といろいろの記事について話し合う必要があります。自分が読んだ事柄に熱意を感ずるならば,奉仕において会う人々に話をするさい,その熱意が話に反映するものです。
3 実際に雑誌を提供するさい,会う人々のタイプに応じて特定の記事を用い,相手の人に特に訴えるような情報を指摘できるようにするのは良いことです。たとえば,幼い子どものいる母親には「ものみの塔」の中から子どものための記事を示し,学校での悪影響から身を守れるよう,子どもの思いに原則を植え付けるのに,そうした記事をどのように用いられるかを示せるでしょう。(「ものみの塔」3月1日号,156,157ページ)雑誌の日にはたいてい家から家を尋ねて奉仕しますが,区域に向かう途中,路上で出会う人々に雑誌を勧めてみたことがありますか。そのようにしてすぐれた成果を得ている人は少なくありません。定期的に街頭伝道をしてはいかがですか。商店街付近の人通りの多い町かどやバス停など,実際,人々のいるところならどこでも雑誌を容易に配布できるという多くの開拓者や伝道者をわたしたちは知っています。ある人が何冊かの雑誌を求め,自分が学んだことを他の人々とわかち合った結果,その人を含めて14名の人々が研究を始めたというニュー・ブリテンでのできごとを考えると雑誌の街頭伝道の効果のほどがよくわかります。(「年鑑」(英文)237ページ)ニューヨークでは数人の兄弟たちが街頭伝道で会った人々と研究を始めています。その兄弟たちの経験によると,人々に歩み寄って相手を会話に引き入れ,次いで雑誌を提供し,また適切であれば,聖書を研究する無償の取り決めを関心のある人々に勧めるちらしを渡すのが最善の方法であるとのことです。
4 あなたは雑誌経路を持っておられますか。もし,まだ持っておらず,そうした経路を作りたいと思われるなら,雑誌経路を活用して月平均395冊の雑誌を配布している,ある開拓者の例を見習うことができるでしょう。その開拓者は,雑誌を求める家の人にこう言います。「これらの雑誌を定期的に求めたいと思われますか。1か月分はわずか100円ですし,私は喜んで雑誌をお届けいたします」。同時に,雑誌経路は研究を始めたり予約を得たりする,絶好の機会をももたらします。
5 もし,懸命に努力したにもかかわらず,雑誌がいくらかたまる場合,そうした古い号の雑誌を用いる方法があります。るすの家に無料で1冊置いてくるのです。次いで,特別にその家を再び訪問し,家の人の反応を確かめることができるでしょう。英国のある開拓者は,このようにして雑誌を置いてきたところをもう一度尋ねて,「真理」の本を15冊配布しました。
6 宗教的な束縛から自由にされねばならない人々は何百万人もいます。わたしたちにはそうした人々を自由にする道具があるのです。しかも,わたしたちはそうした道具が人々の生活に劇的な変化をもたらしうるものであることを知っています。(「目ざめよ!」7月8日号,27ページ)ですから,あらゆる機会を捕えて雑誌を配布しましょう。