永遠の命の希望をもたらす死を祝う
1 1993年4月6日の日没後,わたしたちは命の主要な代理者の死を祝います。(使徒 3:15)イエス・キリストの生涯と死を記念するのはこの上なくふさわしいことです。永遠に生きるというわたしたちの希望は,イエスの流された血に基づいています。
2 記念式では,エホバの目的を果たすうえでのキリストの死の意義が強調されます。その目的には,アダムの子孫を贖うために必要な完全な人間の犠牲を備え,信仰を働かせる大勢の人々がパラダイスとなった地球で永遠に生きることを可能にすることが含まれています。―ヨハネ 3:16。
3 真理と命を愛する人々はみな,イエスの命令に従って主の晩さんを祝うことを楽しみにしています。(ルカ 22:19)キリストの贖いの犠牲という備えに対する感謝を表わすために,わたしたち一人一人は何ができるでしょうか。この祝いの意義を認めて,よく計画することが必要です。この特別な行事のためにあなたはどんな準備をなさいますか。
4 事前の準備が必要: もちろん,家族全員が必ず出席できるようにすることでしょう。さらに4月1日から6日にかけて,1993年のカレンダーに記されている聖句を読んで黙想することにより,心の準備もします。記念式の意義に関する情報を,4月6日の直前の家族研究や個人の聖書研究に含めるのはふさわしいことです。会場に早めに到着し,記念式が終わった後もしばらくとどまるように計画してください。そうすれば,初めて出席する新しい人たちを歓迎できます。
5 記念式前の数週の間に,あなたの知っている関心を持つ人を全員招待してください。会衆に毎年発送される用紙類の中に招待状が入っています。この招待状を使う際には,関心を抱く人に式の場所と時間を知らせることを忘れないようにしましょう。招待したいと思っている人のリストを作ってください。出席を計画している人の交通手段はあるでしょうか。もし,ない人がいれば,どのように援助できますか。車の座席に余裕があるなら,交通手段を必要としている人がいないかどうか長老たちに尋ねてみてください。
6 これは1年のうちで最も大切な行事であり,出席者も一番多くなることが予想されるので,長老たちは事前に特別な準備をすることが必要です。(コリント第一 14:40)4月6日の1週間くらい前に,長老たちは記念式を手伝う兄弟たちと特別な集まりを開き,座席の取り決めや表象物の回し方について確実に理解してもらうようにします。式の間,案内者や表象物を回す人として手伝うよう割り当てられたなら,こうした点に関して長老たちの指示に注意深く従うようにしてください。長老たちは7ページの囲み記事をチェックすることにより,案内者,表象物を回す人,表象物,話し手の取り決めが前もってもれなく行なわれていることを確かめることができます。
7 現在,地上に残っているキリストの兄弟たちはごくわずかになっており,そう遠くない将来,主の晩さんは終わりを迎えることでしょう。(コリント第一 11:25,26)記念式を祝う特権がある限り,永遠の命の希望をもたらす死をふさわしく祝い続けてゆくことができますように。