1982年の神権宣教学校予定
指示
1982年4月から1983年3月までの間,神権宣教学校を司会する際の要領は次の通りです。
教科書: 聖書,「ものみの塔」(塔),「目ざめよ!」(目),「話し合いのための聖書の話題」(話題),「神権宣教学校案内書」(「案内書」),および「わたしの聖書物語の本」(「物語」)。割当てはすべてこれらの資料に基づいています。
学校は歌と祈りおよび歓迎の言葉で始まり,その後,次のように続きます。
第1の割当て: 15分。これは,できれば長老,必要な場合は資格のある奉仕のしもべが扱います。「神権宣教学校案内書」に基づいて行なう場合は,10分間の講話として話し,続いて各研究の末尾に出ている質問を用いて5分間の口頭の復習をします。毎週,一つの研究のうちの一部分だけが割り当てられているので,この割当てを担当する兄弟は,割り当てられた資料のその部分だけを扱うよう注意深くあるべきです。単に資料を網らすることではなく,討議される資料の実際的な価値に注意を集中することを目標とすべきです。この資料から十分に益を得るため,すべての人は前もって注意深い予習をしておくように勧められています。
割当てが「ものみの塔」に基づいている場合には,口頭の復習を続けて行なうことなしに,15分間の講話として話すべきです。この場合でも,目標は単に資料を要約することではなく,むしろ資料の実際的な価値に注意を集中し,会衆に最も助けになる事柄を強調することです。
第1の割当てを担当する兄弟には,必要なら個人的に助言が与えられます。
聖書朗読からの目立った点: 6分。これは,学校の監督または学校の監督から割り当てられた別の資格ある長老により扱われます。これは,朗読部分の単なる要約であってはなりません。割り当てられた幾つかの章に対して全体的な短い説明を加えた後に,わたしたちにとってその情報がなぜ,どのように価値があるのかを認識するよう聴衆を助けてください。できる限り聴衆を討議に引き入れます。この部分に続いて,研究生はそれぞれの教室に分散します。
第2の話: 5分。これは男子の研究生による,割り当てられた資料の聖書朗読です。研究生が話の初めや結論の部分で,あるいは話の途中で説明的な事柄を話せるよう,朗読の割当ては大抵短いものとなっています。歴史的背景,預言的あるいは教理的意義,原則の適用を含めることができます。割り当てられている節すべてが実際に読まれるべきです。また,男の子が資格のある年長の兄弟を相手に朗読する形で資料を提供してもかまいません。それから,その兄弟が質問を出して,資料の価値に関し男の子から注解を引き出してもよいでしょう。
第3の話: 5分。この話は年若い人たちも含めて,できるだけ姉妹に割り当てられます。話をする時,研究生は立っていても座ったままでもかまいません。一人の相手が学校の監督によりあらかじめ決められますが,ほかにも相手を用いることができます。場面には,家庭,野外奉仕,会衆その他で起きる状況を含めることができます。話をする姉妹が会話を切り出して場面を設定することもでき,相手の人(々)にそうしてもらうこともできます。場面にではなく,資料に主要な考慮が払われるべきです。
第4の話: 5分。できればある程度経験を積んだ男子の研究生に割り当てます。これは聴衆全体に対する話とすべきです。話し手はノートから話をしますが,ふさわしいと思えば,割当ての資料から引用文や要点を突いた抜粋を読むことができます。普通,話し手は王国会館の聴衆を念頭に置いて話を準備するのが最善です。そうすれば話は,実際に聞く人にとって本当に啓発的で有益なものとなるでしょう。しかし,資料が他の実際的でふさわしい場面に適しているなら,話し手はそれに応じて話を発展させるようにしても差し支えありません。
女子の研究生に割り当てられる場合,資料は第3の話の要領で提供することができます。
助言と短評: 各研究生の話の後,学校の監督は「話の助言」用紙に大要が示されている進歩的な助言のプログラムに従って,明確な助言を与えます。加えて,研究生が話の中に含めなかったような教訓となる実際的な点を注解すれば,すべての人の主な注意を,提供される聖書的な情報に向けておくのに役立ちます。学校の監督は,各研究生の話の後,助言と短評に2分以上を費やさないよう注意すべきです。話をする人たちが会場の前の方に座るのは望ましいことです。それは時間の節約に役立ち,学校の監督が各研究生に直接助言を与えることをも可能にします。
話の準備: 資料が許すなら,話はよく発展させた主題に従ってなされるべきです。割り当てられた時間内に資料を最もよく網らできる主題を選んでください。「話の助言」用紙の上で次に考慮すべき点に注意して,すべての話を準備してください。
時間: どの話も,また学校の監督による助言と短評も,時間を超過してはなりません。第2から第4までの話は,制限時間になったら巧みな仕方で終わってもらうべきです。学校の監督が「中止」の合図をするようだれかを割り当てるなら,その人は,話がいつ時間を超過してもこれを行なうことの大切さを教えられるべきです。第1の話の割当てを担当した兄弟が時間を超過したなら,個人的に助言が与えられるべきです。すべての人は時間を注意深く守るべきです。プログラム全体は,歌と祈りを含めないで45分間です。
筆記の復習: 周期的に筆記の復習がなされます。準備として,割当ての資料を復習し,聖書朗読の予定部分を読み終えてください。この25分間の復習の時,使ってよいのは聖書だけです。残りの時間は質問と解答の討議にあてられます。各研究生は自分の答案用紙を調べます。学校の監督は解答を読み上げるにあたり,比較的むずかしい問題を集中的に取り上げ,答えを明確に理解するよう全員を助けます。会衆の何らかの事情のためにそうすることが必要であれば,筆記の復習を1週間遅らせても差し支えありません。筆記の復習の週に巡回大会が予定されている場合にも同じことが言えます。
大きい会衆と小さい会衆: 75人かそれ以上が学校の名簿に入っている会衆では,別の助言者たちの前で予定された話を行なう研究生のグループを新たに設けたいと思うかもしれません。研究生が交替で他の会場に行くようにしてください。必要なら,姉妹たちがどの話を取り上げてもかまいません。その場合,第3の話の要領で他の人に向かって話します。
欠席者: 会衆全体は,できる限り毎週プログラムに出席し,自分の割当てをよく準備し,質問が出される時それに参加することにより,この学校に対する認識を示すことができます。すべての研究生は自分の割当てに対して良心的な見方をするよう望まれています。予定されている研究生が欠席したなら,他のだれかが自発的に割当てを引き受け,そうした急な場でも述べることができると思う事柄を述べます。あるいは,学校の監督が適宜に聴衆の参加を交えながら資料を扱うこともできます。
予定
4月4日の週 1982年の記念式
65番の歌「忠節を示す」
第1: 「案内書」5頁1節-7頁9節
第2: マタイ 25:31-46
第3: 「物語」76
第4: 塔80 10/1 3,4頁
7番の歌「『彼らを恐れるな』!」
第1: 「案内書」7頁10節-9頁16節
第2: マタイ 28:1-20
第3: 「物語」77
第4: 塔80 10/1 28-30頁
4月25日 聖書朗読: マルコ 1-4章
68番の歌「王国の種をまく」
第1: 塔80 8/1 12-17頁
第2: マルコ 4:1-20
第3: 「物語」78
第4: 塔80 10/15 4-6頁
5月2日 聖書朗読: マルコ 5-7章
95番の歌「神の真実さが知られるように!」
第1: 「案内書」9頁1節-11頁12節
第2: マルコ 7:1-23
第3: 「物語」79
第4: 塔80 11/1 3,4頁
5月9日 聖書朗読: マルコ 8-10章
106番の歌「『わたしのくびきを負いなさい』!」
第2: マルコ 9:30-50
第3: 「物語」80
第4: 塔80 11/1 28-30頁
5月16日 聖書朗読: マルコ 11-13章
40番の歌「暗き地にある良き望み」
第2: マルコ 12:28-44
第3: 話題 3イ「わたしたちはいつか世の苦難から解放されますか」
第4: 目80 4/22 13-15頁
5月23日 聖書朗読: マルコ 14-16章
21番の歌「『エホバはわたしたちの力』」
第3: 話題 3ロ「世の苦難にはどんな意味がありますか」
第4: 目80 5/8 3,4頁
101番の歌「わたしたちの敬虔な喜び」
第1: 塔80 8/1 18-26頁
第2: ルカ 2:1-20
第3: 話題 1ロ「『どうしてみなさんは何度も訪問して来るのですか』と人が尋ねる時」
第4: 目80 5/22 3,4頁
6月6日 筆記の復習。マタイ 25–28章からマル 1–16; ルカ 1–2章までを終える
25番の歌「王国のこの良いたよりを宣べ伝える」
6月13日 聖書朗読: ルカ 3-5章
57番の歌「勇気をもってエホバの賛美を歌いなさい!」
第1: 「案内書」20頁1節-21頁9節
第2: ルカ 4:1-21
第3: 「物語」81
第4: 塔80 11/15 3-5頁
6月20日 聖書朗読: ルカ 6-8章
31番の歌「神の諭しに感謝する」
第2: ルカ 6:17-36
第3: 「物語」82
第4: 塔80 12/1 5-7頁
6月27日 聖書朗読: ルカ 9-11章
118番の歌「キリストはわたしたちの手本」
第2: ルカ 10:1-20
第3: 「物語」83
第4: 塔80 12/1 12,13頁
7月4日 聖書朗読: ルカ 12-14章
18番の歌「日ごとにエホバと共に歩む」
第2: ルカ 12:13-34
第3: 「物語」84
第4: 塔80 12/15 5-8頁
7月11日 聖書朗読: ルカ 15-18章
108番の歌「弟子であるしるし」
第1: 「案内書」29頁1節-30頁7節
第2: ルカ 16:1-15
第3: 話題 37イ「先祖崇拝はなぜ空しいですか」
第4: 目80 6/8 3,4頁
7月18日 聖書朗読: ルカ 19-21章
17番の歌「信仰に強くあれ!」
第2: ルカ 21:12-36
第3: 話題 49ロ「神の最後の戦争におけるクリスチャンの立場はどんなものですか」
第4: 目80 6/22 3,4頁
7月25日 筆記の復習。ルカ 3章から21章までを終える
102番の歌「『神の家の山』で崇拝する」
8月1日 聖書朗読: ルカ 22-24章
32番の歌「光を照らせ!」
第1: 「案内書」33頁1節-35頁9節
第2: ルカ 22:7-30
第3: 「物語」85
第4: 塔81 2/1 28-30頁
8月8日 聖書朗読: ヨハネ 1-3章
46番の歌「エホバの初子をたたえよ!」
第1: 塔81 1/15 17-23頁
第2: ヨハネ 3:1-21
第3: 「物語」86
第4: 塔81 1/1 14-17頁
8月15日 聖書朗読: ヨハネ 4-6章
111番の歌「『前にある希望によって喜びなさい』!」
第2: ヨハネ 5:25-47
第3: 「物語」87
第4: 塔81 2/1 8-10頁
8月22日 聖書朗読: ヨハネ 7-9章
67番の歌「わたしたちの持つ平和」
第2: ヨハネ 8:31-47
第3: 「物語」88
第4: 塔81 2/1 11,12頁
8月29日 聖書朗読: ヨハネ 10-12章
42番の歌「神の僕の祈り」
第2: ヨハネ 10:1-21
第3: 「物語」89
第4: 塔81 2/1 22-24頁
9月5日 聖書朗読: ヨハネ 13-15章
53番の歌「復活の喜び」
第1: 「案内書」44頁1節-46頁8節
第2: ヨハネ 14:1-21
第3: 話題 35ヘ「聖書はだれのために書かれましたか」
第4: 目80 6/22 10-12頁
9月12日 聖書朗読: ヨハネ 16-18章
6番の歌「『諸国民よ,喜べ』」
第2: ヨハネ 17:6-26
第3: 話題 46イ「異邦人の時が1914年に終わったことがどうして分かりますか」
第4: 目80 8/8 3,4頁
9月19日 聖書朗読: ヨハネ 19-21章
20番の歌「聖書 ― 霊感によるもので有益である」
第1: 「案内書」49頁1節-50頁8節
第2: ヨハネ 21:1-17
第3: 話題 47ロ「ある人々がクリスチャン会衆から排斥されるのはなぜですか」
第4: 目80 8/8 16-19頁
9月26日 筆記の復習。ルカ 22–24章からヨハネ 1–21章までを終える
91番の歌「信仰のために戦う」
10月3日 聖書朗読: 使徒 1-3章
61番の歌「神の忠節な愛」
第1: 塔81 2/1 13-17頁
第2: 使徒 2:29-47
第3: 「物語」90
第4: 塔81 5/1 8-10頁
10月10日 聖書朗読: 使徒 4-6章
79番の歌「神のものは神に返しなさい!」
第2: 使徒 5:27-42
第3: 「物語」91
第4: 塔81 2/15 5-7頁
10月17日 聖書朗読: 使徒 7-9章
33番の歌「雄々しく進め!」
第1: 「案内書」54頁1節-56頁8節
第2: 使徒 8:1-17
第3: 「物語」92
第4: 塔81 3/15 4-7頁
10月24日 聖書朗読: 使徒 10-12章
49番の歌「神の愛の模範」
第2: 使徒 10:30-48
第3: 「物語」93
第4: 塔81 4/15 18,19頁
10月31日 聖書朗読: 使徒 13-15章
19番の歌「わたしたちの楽園: 現在と将来」
第2: 使徒 15:1-21
第3: 話題 42ロ「地上にパラダイスが復興することがどうして分かりますか」
第4: 目80 8/22 3,4頁
11月7日 聖書朗読: 使徒 16-18章
71番の歌「神と共に歩め!」
第2: 使徒 17:16-31
第3: 話題 17ロ「クリスチャンはだれに対して第一に責任を負っていますか」
第4: 目80 9/8 3,4頁
11月14日 聖書朗読: 使徒 19-21章
10番の歌「『家から家に』」
第2: 使徒 20:17-35
第3: 話題 36ハ「行ないの伴わない信仰はなぜ死んだものですか」
第4: 目80 9/8 8-10頁
11月21日 聖書朗読: 使徒 22-25章
27番の歌「増し加わる神権政府」
第2: 使徒 22:1-21
第3: 話題 27ハ「火は何の象徴ですか」
第4: 目80 9/22 3,4頁
11月28日 筆記の復習。使徒 1章から25章までを終える
51番の歌「大胆に宣べ伝えよ!」
12月5日 聖書朗読: 使徒 26-28章
103番の歌「『王国のこの良いたより』を宣べ伝えよ!」
第1: 「案内書」69頁1節-71頁8節
第2: 使徒 28:17-31
第3: 「物語」94
第4: 塔81 6/15 3,4頁
12月12日 聖書朗読: ローマ 1-4章
37番の歌「親切の力」
第1: 塔81 2/1 17-22頁
第2: ローマ 1:18-32
第3: 「物語」95
第4: 塔81 5/15 5-7頁
12月19日 聖書朗読: ローマ 5-8章
85番の歌「わたしたちクリスチャンの一致」
第2: ローマ 5:6-21
第3: 「物語」96
第4: 塔81 6/1 4-7頁
12月26日 聖書朗読: ローマ 9-12章
82番の歌「神のあわれみに感謝する」
第1: 「案内書」73頁1節-75頁8節
第2: ローマ 12:1-21
第3: 「物語」97
第4: 塔81 6/1 28-30頁
1月2日 聖書朗読: ローマ 13-16章
50番の歌「エホバの属性」
第2: ローマ 13:1-14
第3: 話題 11ニ「神の属性にはどんなものがありますか」
第4: 目80 10/8 3,4頁
1月9日 聖書朗読: コリント第一 1-5章
28番の歌「エホバにほまれを帰せよ!」
第1: 塔81 6/1 12-16頁
第2: コリント第一 3:1-23
第3: 話題 6ヘ「ユダヤ人の希望はメシアであるイエスに全うされましたか」
第4: 目80 11/8 3,4頁
1月16日 聖書朗読: コリント第一 6-9章
75番の歌「自制の実」
第2: コリント第一 6:1-20
第3: 話題 14ロ「なぜ終わりの日のしるしに目覚める必要がありますか」
第4: 目80 12/8 3,4頁
1月23日 聖書朗読: コリント第一 10-13章
45番の歌「愛の実を培う」
第2: コリント第一 13:1-13
第3: 話題 7ニ「『善人はすべて天に行く』と人が言う時」
第4: 目80 12/8 20-23頁
1月30日 筆記の復習。使徒 26–28章からロマ 1–16; コリント第一 1–13章までを終える
15番の歌「愛の勝った道」
2月6日 聖書朗読: コリント第一 14-16章
78番の歌「まことの信仰を持ちなさい!」
第1: 「案内書」85頁1節-88頁9節
第2: コリント第一 15:35-58
第3: 「物語」98
第4: 塔81 8/15 9-12頁
2月13日 聖書朗読: コリント第二 1-4章
83番の歌「天からのパン」
第1: 塔81 6/1 17-22頁
第2: コリント第二 4:1-18
第3: 「物語」99
第4: 塔81 6/15 5-7頁
2月20日 聖書朗読: コリント第二 5-9章
92番の歌「神の王国をいつも第一に求めなさい!」
第2: コリント第二 9:1-15
第3: 「物語」100
第4: 塔81 7/1 3,4頁
2月27日 聖書朗読: コリント第二 10-13章
90番の歌「エホバの軍勢を見よ!」
第1: 「案内書」91頁1節-92頁7節
第2: コリント第二 10:1-18
第3: 「物語」101
第4: 塔81 7/1 4-7頁
3月6日 聖書朗読: ガラテア 1-3章
52番の歌「善良の実」
第1: 塔81 9/1 16-20頁
第2: ガラテア 3:15-29
第3: 話題 54ハ「『私は自分の教会からもらった文書を持っています』と人が言う時」
第4: 目80 12/22 22,23頁
3月13日 聖書朗読: ガラテア 4-6章
94番の歌「霊の実」
第2: ガラテア 5:7-26
第3: 話題 8ロ「真のクリスチャンはこの世のために祈るべきですか」
第4: 目81 2/8 3,4頁
3月20日 聖書朗読: エフェソス 1-6章
73番の歌「若い時にエホバを崇拝せよ!」
第1: 塔81 9/1 21-25頁
第2: エフェソス 6:1-18
第3: 話題 28ヘ「『私には自分の宗教があります』と人が言う時」
第4: 目81 2/22 3,4頁
3月27日の週 1983年の記念式
4月3日 筆記の復習。コリント第一 14–16章からコリ二 1–13; ガラ 1–6; エフェソス 1–6章までを終える
66番の歌「今こそその時なり」