大会から益を得るよう若い人々を助けなさい
1 「敬虔な専心」地域大会への招待は,エホバの崇拝者すべてに対して差し伸べられています。大会の準備は,わたしたちの中にいる大勢の若い人々のことを思いにとめつつ進められてきました。そうです,若い人々,そして「幼い者」でさえ出席することが期待されているのです。―申命記 31:12。
2 親は,大会が子供たちのためのものでもあるということを自分の子供に教えてください。大会に出席し,プログラムに耳を傾けることが崇拝の一部であることを子供たちが理解するなら,優れた霊的進歩が見られるようになるでしょう。確かに,プログラム中ずっとおとなしく席に座り,注意を払って聞くのは,若い人々にとって必ずしも容易なことではありません。また,提供される資料の中には,子供たちにとって理解するのが難しいものもあることでしょう。ですから,親の側のたゆまぬ世話と努力,まさに多大の労力を払うことがどうしても欠かせないのです。
3 大会に出席している幼い子供や十代の若者たちが表わし示す,霊的に有益な事柄に対する純粋な関心を見るのは励みの多いことです。大会は旅行したり,大勢の人々を目にしたり,外食したりする機会となりますので,子供たちがそのことで興奮を覚えるのは無理からぬことですが,たとえ子供たちがごく幼くても,大会そのものの価値を認識して霊的な益を得るよう援助することは可能です。
親はどのように助けとなれるか
4 大会を目前に控えた今,親は子供たちの心を霊的な事柄に向ける必要があります。大会に出席する前に,子供と共に腰を下ろし,「ものみの塔」1989年5月1日号29ページや6月1日号32ページにある情報に目を通しておくのはいかがですか。そうすることは家族全員が大会のプログラムから益を得る助けとなるに違いありません。
5 自分用の聖書,歌の本,その他の文書を子供に持たせることによって,優れた結果を得てきた親は少なくありません。聖書や文書に対するふさわしい見方を教え込むなら,本に落書きをして遊びたいという気持ちを抑えることができるようになるでしょう。ノートを取るよう子供たちに教え,晩に家族全員で復習してください。また,おもちゃやぬり絵帳などは大会に持ってこないのが最善でしょう。
子供の訓練および服装や身繕いに注意を向けなさい
6 ある親たちは,プログラム中,自分の子供が他の人々の気を散らすままにさせているようです。祈りの間でさえ,遊んだり,周囲の妨げになったりしている子供たちがいます。こう自問してみてください。『祈りの間,わたしの子供は何をしているだろうか。プログラム中に席を離れることを許すべきだろうか』。子供のことによく気を配る親は,自分の幼い子供のそばに座るのが賢明であることに気づいています。そうすれば,子供が周囲の妨げにならないよう,ふさわしく監督することができます。親が大会に関連した責任を持っている場合でも,プログラム中はできる限り子供と一緒に座るよう努めてください。
7 子供たちは大会でどのような服装をしているでしょうか。くだけた服を着たり,遊び用の靴をはいたりすることは,子供たちにとってこの集まりの重要性を理解する助けになるでしょうか。一方,クリスチャンの集会にふさわしい服を身に着けている子供たちは,その集まりの威厳と重要性を正しい仕方で反映しているといえます。このことはエホバのみ名に賛美と誉れをもたらします。
8 子供たちがプログラム後に何かの仕事をするよう取り決めることによっても,真剣な精神態度を培わせることができます。「王国宣教」6月号の折り込みに記されているとおり,16歳未満の子供は自発奉仕部門の指示のもと,親または責任ある大人と共に働くことができます。多くの若者は,自発奉仕を大会ならではの有益な機会とみなしています。
9 これらの提案を熟考するなら,親も他の人々も若い人々が大会から一層の益を得るよう目ざとく助けることができるでしょう。